初夏から梅雨にかけての庭管理~病気と虫の対策~
- 2020.03.20
チューリップが咲き終わると、それに入れ替わるように
さまざまな宿根草がつぎつぎと花を咲かせてゆきます。
この時期は、季節の変化が早く、タイミングの良い手入れが肝心です。
それを逃してしまうと、手遅れになることも少なくありません。
~初夏 5月中旬から6月上旬~
(病害虫の活動が活発になる時期)
一年草、宿根草、落葉樹のいずれも旺盛に生育し、花を咲かせ、茎や枝を伸ばし、葉を茂らせている時期ですが、病害虫の活動も活発になってくるので、注意が必要です。
アブラムシ、イモムシ、ヨトウムシなどのほか、晴天の日が続くと葉ダニなどの被害が増え、昼夜の気温差が大きくなると、うどん粉病の被害も多くなります。さらに6月にはいると、かつらやザイフリボク、桜などの庭木がアメリカシロヒトリの被害を受けるようになります。できる限り早期発見、早期防除に努めましょう。
高い気に薬剤を散布するときは、レインコート、農薬用マスク、眼鏡、手袋、長靴を着用し、薬剤が体にかからないように注意します。草花に散布する際は、飛び散りに注意。葉の裏に発生しているケースも多くありますので、表面だけでなく裏面にもしっかりと散布します。
~梅雨 6月中旬から7月中旬~
(灰色カビ病やうどんこ病に注意)
灰色カビ病や、うどん粉病などの被害を受けやすい時期です。どちらの病気も特効薬がないので、被害を受けないようにするためには、花がらやかれた葉などをこまめに摘み取り、株を常に清潔に保つように心がけるようにしましょう。
また、枝や葉が込み合って、風通しが悪くなっている場合には、病気も発生しやすくなります。
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