梅の木にできた「ウロ」その原因と予防法について
- 2022.03.18
大きく育った梅の木。ときにこのような「ウロ」ができることも。
なぜできるのでしょうか?
原因は、木の地上部と地下部のバランスが崩れたと考えられます。
地上部では枝を伸ばし、地下では根を広げているわけですが
強い剪定などで、枝の量が極端に減ってしまうと
地下部に比べて地上部のボリュームが少なくなり
その結果、根から吸い上げる水分や栄養が消費しきれずに
幹のなかに滞って腐り、空洞(ウロ)が生じるのです。
梅の木は、ウロができたからといって
すぐに枯れることはありませんが
少しづつ衰弱していく可能性は否定できず、心配ではあります。
ウロの発生を防ぐには、枝を剪定すると同時に
根切りをおこなうことが重要なポイントになります。
方法は、直径の3倍以上離れた円周上に、数か所スコップを差し込むだけ。
根からの吸い上げが、一部遮断されることで
地上部とのバランスを保つことができます。
梅のような落葉樹は、冬の落葉期に剪定するのがキホン。
他の季節におこなうときには、細い枝を整える程度の
軽めの剪定に留めておくのがオススメです。
季節外れの強い剪定は、木に大きな負担がかかるものです。
この場合にも、衰弱して「ウロ」を生じることがありますので
剪定の判断は、庭木の専門家にお気軽にご相談ください。
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